【リラクルについて③】肩コリの治療①

こんにちは、整体・ボディケア・マッサージ「リラクル」の山口です。

今回は「肩コリ」についてです。
「腰痛」と「肩コリ」は、お越しになるお客さんのほとんどの方が持っています。

さて、ではどのように治療をしていくのか?ですが、

以前の記事、「【リラクルについて2】腰痛の治療」で書いた、基本的な考え方は同じです。

治療をする大原則として、「身体に痛みが出ているのは身体からの合図」なんです。
だから、何の合図なのか?を探る必要が必ずあります。

合図には、
1) どこかをかばっているため
2) 何かを優先させるため
という目的があります。

症状は日常生活の姿勢や動作が大きく関係していて
肩こりの場合には、特に姿勢は大きく関係してきます。

「肩こり」というと、首回りや肩甲骨周りにコリ感を感じることが多いです。

そして、それがヒドくなると頭痛がしてきたり、
人によっては、吐き気などもおきます。

さて、肩こりは姿勢が大きく関係すると言いましたが、
同じ姿勢が続くことで肩こりになることが多いです。

例えば、パソコンのしすぎでもそうです。

同じ姿勢が続くと、身体は硬直しようとします。

本来、身体は動くために柔軟性を備えているのですが、
同じ姿勢が続くと言うことは、動く必要がありません。

動く必要が無いときに柔軟性があると、
かえって支える力が弱まってしまうんですね。

例えば、家の柱を立てるときには、土台ってコンクリートで固めますよね?
動く必要が無いので固めるんです。その方が安定するから。

それと理屈は同じなんです。

本来は、身体には動かす目的があるので、
動かすための柔軟性と、
支えるための硬さをバランス良く筋肉も関節も持っています。

だから、固まり過ぎると動かなくなるので身体にとってはNGなんです。

しかし、同じ姿勢が続くと言うことは、
動かすことよりも支えることを優先させるようになってしまうんです。

なぜかといえば、支えることだけを考えれば
固まって硬くしている方がしっかりと支えられるからです。

いたって単純なことです。

だから、同じ姿勢が続くと肩や首回りは硬くなりやすいので
肩こりがしやすくなるんですね。

これが肩こりの原因で多いことの一つです。

とはいえ、治療するときには、
硬いところをほぐすわけではありません。

人間の身体には、家の土台とは違うとても優秀な機能があります。
それが自然治癒力であったり、バランスを補正する力です。

人の身体の中で怒っている“バランス”には、
最小の力で最大限の効果を引き出すことができます。

それがバランスをとる意味なんです。

例えば、猫背の人と、姿勢の良い人では身体の疲れ肩が違います。

これは、バランスが取れていると
最小限の力で身体を支えることが出来るので、
疲れづらくなるんです。

同じだけの自分の体の重さを支えていても、
疲れがでる進行が遅くなるので
疲れづらくなります。

背中が丸かったり、身体が硬くなってくると、
バランスが取れなくなるので、
身体はどんどん疲れてきます。

整体で肩こりを治療するときには、
疲れづら身体のバランスをとることをします。

だから、肩こりでも硬いところをほぐすだけにはなりません。

ここも、普通のほぐすだけのマッサージと、
整体の考えのもとで行うマッサージの違いです。

もう一つ、肩こりの原因で多いのは、
使いすぎによる肩こりですが、
これは、また次の機会にお話をしますね。