【リラクルについて】 肩こりの治療②

先日の、肩こりの治療①では、「同じ体勢が続いて、コリ固まる」ことをお伝えしました。

今日は、もう一つ肩こりの原因として多い、「動かしすぎて、コリ固まる」をお伝えします。

 

先に筋肉の動きについてお話をしますが、

筋肉は伸び縮みをすることで骨を動かします。

これが動作で身体を動かすことになります。

 

でも、見た目では動いていないように見えても、

実際には筋肉は働いていることもあります。

 

それが、前回お話しした、

「同じ体勢が続いて、コリ固まる」です。

 

ホントに筋肉の働きがなくなったら、

人はダラッと脱力状態になって

横になって寝ているだけになってしまいます。

 

だから、立っている、座っている、時のように

動いているようには見えないときに”でも

実は、筋肉は働いているんです。

 

この見た目には動いていないように見えても

実際には働いているのが『静的な筋肉の働き』と言います。

 

それとは違い、見た目でも分かるように動いている筋肉の動き、

それが『動的な筋肉の働き』です。

 

そして今日のテーマの「動かしすぎて、コリ固まる」は

『動的な筋肉の動き』についてです。

 

コリはなぜ起こるのかというと、

筋肉が働くと疲労物質が筋肉の中で発生します。

これが疲れた状態です。

 

この疲労物質は血液やリンパによって流されて排出されます。

排出と同時に酸素や栄養が入ってきて、

筋肉は回復していきます。

 

しかし、疲労物質が完全に排出される前にまた動き出すと、

疲労物質は残ったままになるので

疲労物質が筋肉内にどんどん溜まり、

コリ固まっていきます。

 

本来は、それでも寝ている間に回復していきます。

 

お風呂に入って温まると血液の循環やリンパの流れが良くなるので

疲労物質の排出速度が溜まります。

 

そして、寝ているときには疲労物質の排出に身体が専念できるので

どんどん回復に向かっていくんです。

 

これが、身体のコリの仕組みと、回復の仕組みです。

 

 

身体を使いすぎたときには、

疲労物質の排出速度よりも、疲労物質が溜まっていく速度の方が早いので、

どんどんコリ固まってきてしまいます。

 

しかし、こういった場合のコリは回復も本来は早いです。

 

なにせ、「使いすぎ」によるモノですから、

もともと動くことができるので、

ちょっと回復し出せば血液の循環もリンパの流れも

回復しやすくなるんです。

 

なので、「動かしすぎて、コリ固まる」場合には、

自分で行うストレッチもかなり有効です。

 

 

リラクルでは、このようなことも判断しながら、

お客さん一人一人の肩こりの治療をしていき、

「動かしすぎて、コリ固まる」でも、

「同じ体勢が続いて、コリ固まる」場合でも、

しっかりと身体の歪みの原因まで見つけ出して、

治療をしていきます。