背骨の歪みにもいろいろあります。
1) 左右にずれるいわゆる“側湾”と言われる歪み
2) 背中が丸まったり、反り返ったりする、前後の歪み
3) 体が回旋するねじれの歪み
その中でも、気づいていても放っておきやすいのが、
「2)背中が丸まったり、反り返ったりする、前後の歪み」です。
背骨にはもともと「反り」と「丸まり」があります。
腰(腰椎)と首(頚椎)は、前に反っていて、
胸(胸椎)と骨盤(仙骨)は後に丸まっています。
よく言う“猫背”は、もともと丸まりのある背骨が、
さらに丸まっている状態のことです。
間違えやすいのが、背中はピント伸びている方が良い!と言っても、
完全に真っ直ぐになっているわけではないんですね。
この前後の歪みが出てくるとどうなるかというと、
良くある症状としては、
体全体に余計な力が入り肩の周りが硬くなります。
肩周りが硬くなるといっても、単に肩こりと言うわけでは無く、
ここからさらに波及する症状は様々です。
例えば、
パソコンのやり過ぎで背中が丸まり肩がこると、頭痛に繫がります。
さらに長期間放っておくと、肩の硬さが慢性化して
50肩に繫がったり、手のしびれに繫がります。
他にも、
スポーツのしすぎで肩周りの筋肉が硬くなると、
上半身を反る動作に制限がかかるので、
ボールが投げづらくなったりします。
テニスのサーブなどもやりづらくなりますし、
マラソンでも手の振りが弱くなるので疲れやすくなります。
それを無理してボールを投げ続けたり、
サーブの練習をし続けると、
肩自体を痛めることになりやすいし、
肩が動きづらいことをかばうために、
肘に痛みが出ることもあります。
よく言う「テニス肘」の原因が背骨にあることは、
本当に良くあります。
それもこれも、背骨の反りがなくなると起こります。
「最近背中が丸まってきたなぁ。。。」なんて感じていたり、
「体の伸びをしようとしたら、意外に硬い。。。」なんて時には、
早めに体を整えておくと、日常生活からスポーツまで、
快適な体で過ごすことができますよ。
そのような治療をするのも、リラクルの整体の一つです。